洗面台の交換完了 今後自分で交換可能か?

1棟目アパート運営

概要

「1棟目アパート」で漏水が発生した洗面台の交換をしてきました。

取り付けの具体的手順や今後自分で交換可能かについて記載します。

これまでの経緯

8月20日:入居者から漏水報告

8月23日:洗面台の交換商品を2つに絞る

8月27日:交換洗面台をIKEAに決定

本日:洗面台交換完了

洗面台を用意してから交換完了するまで時間がかかったのは水道業者のスケジュールが合わなかったからです。

交換するIKEA製について

今回交換する製品は洗面台一式とミラーキャビネットになります。

どちらもIKEA製です。

IKEAの洗面台って自分で組み立てなければいけないのが難点です。

ミラーキャビネットは交換する必要はなかったのですが、元々中国製の品質に難がある製品であるのでついでに交換しちゃえばいいと思ったのと「3棟目アパート」で設置する練習の意味も込めて交換することにしました。

「3棟目アパート」に設置するミラーキャビネットを安価なIKEA製にしたいとお願いしているのですが建築業者からは「組み立て中に壊れたらどうしよう」とかよくわからない言い訳をして高価な製品を入れようとしてきます。

多分単純に組み立てが面倒なんだと思います。

ただ本日私のほうでミラーキャビネットを組み立てましたが電動ドライバーを使ったので1台30分もかかりませんでした。

おそらく慣れれば1台10分で組み立て可能です。

ですので「3棟目アパート」の際には自分で組み立てて建築業者に設置だけお願いしたいところです。

ただIKEAの取付マニュアルは全てイラストで一切文字が載っていません。

「どの国の人でも取り付けできるよう敢えて文字は載せてない」らしいのですがそれが返ってわかりづらいです。

取り付け自体はできるのですがIKEAの製品って日本製なら絶対に付属している部品が付いていなかったりします。

今回失敗したのが今回の製品はオーバーフロー付き洗面台(溢れそうになったら別の穴から排水される仕組み)なのですが、オーバーフローの穴から排水管へ繋ぐホースがオプションでした。。。

マニュアルにはそれが一切書いてないので取付時にオーバーフローの穴から排水管へ繋ぐホースが付属していないことに気づきましたが後の祭りでした。

ですのでオーバーフローの穴をふさいで使えなくしておきました。

あとIKEA製ってやはり海外製なので国内製に比べると品質はあまり良くないらしいです。

そういったこともあって水道業者ではあまりIKEAの製品ってつけたがらないらしいです。

多少リスクはありますが個人が購入して取り付ける分には比較的ハードルが低く製品も安価ですし、万が一製品自体に不良があれば10年間は交換してくれるらしいので自分で取り付けたり直したりできる人にとっては中々良いと思いました。

交換作業

水道業者と待ち合わせして9時から開始しました。

まずは現状を見せてもらいましたがやはりカビや錆だらけです。

既存の洗面台撤去

まずは水道の元栓を締めて水を止めておきます。

既存の洗面台に付いている給排水管を全て外していきます。

モンキーレンチや素手などで締めている管をゆるめれば取り外せます。

というわけで最低限モンキーレンチは必須です。

水道業者の方はこのような滑り止めのグローブを付けていました。

給排水管を外したら洗面ボウルとキャビネットを外します。

既存の洗面台とキャビネットは水周り用のコーキング材(シリコンシーライト)で接着しているだけなのでコーキング材をカッターで切ればすぐに外れました。

外れた状態はこちらになります。

洗面台を外すとこのように汚いのは仕方がないです。

クロスはカビや変色が目立つので汚れた部分だけ私のほうで貼りかえることにしました。

洗面台を外して感じたのがクロスとクッションフロアの間の隙間がメチャメチャ空いていていくら見えないからって最初に貼った業者は適当すぎるだろって感じました。。。

洗面台設置

クロスを私のほうで貼りかえてIKEAの洗面台を設置したところ「排水管接続口」などにぶつかってしまうので洗面台の一部を切ってもらいました(これは想定内)。

ちなみに貼り換えたクロスはホームセンターで必要分だけ切り売りしてもらったので170円でした。

通常はのり付きのクロスを使うのですがのり付きクロスって持ち運びづらかったり少量だけ使うのに適してないし余ったクロスを保管することもできないので今回はのりなしクロスにしました。

「ストレート止水栓」を「給水管接続口」に取り付けます。

ヨッシー
ヨッシー

「ストレート止水栓」って「給水管接続口」にそのまま取り付けていいんですか?

 

それは絶対ダメです。

必ず水漏れします。

接続部分に「シールテープ」を巻いてください。

更に「配管用シール剤」も上から付けると安全です。

「ストレート止水栓」と蛇口につながる管を同様に「シールテープ」で巻いて接続します。

これで給水部分の接続は完了です。

排水部分についてはIKEAの場合は樹脂製のホースが付属しているのでそちらを排水管接続口まで繋げます。

ホースが長い場合はハサミで切ります。

臭気防止と脱落防止の目的でこのようなアダプターを取り付けます。

ちなみに取り付けたのは内径Φ40と50兼用のもので、内径Φ40が多いらしいですが私の物件は内径Φ50でした。

水周りの管を接続した状態です。

この時点で洗面台の取り付けは完了したので水道の元栓を開けて水を出してチェックしてみます。

残念なことに給水、排水ともに接続部分から水が漏れました。。。

水道業者はプロですので落ち着いて原因をチェックして再チェックしたら今度は水漏れはなくなったので一応取付完了です。

ミラーキャビネット設置

こちらは水が流れるわけでないので単純に既存のものを外して取り付けるだけなのですが、IKEAのミラーキャビネットが結構重くて12キロくらいあります。

ただ元々ミラーキャビネットが設置されていた後ろが単純なボードのみで補強などされていたわけでないのでこのまま取り付けてもいずれ落ちてしまうだろうという判断になりました。

最終的には壁の中に木材が入っている位置を水道業者が専門の機械でチェックしてそこに対して設置しました。

こういうのは素人では厳しいです。

設置完了

こんな感じです。

元々こんな感じで出っ張ってしまい脱衣スペースを圧迫すると思っていて実際このように出っ張ったのですが付けてみると意外と気にならなかったです。

交換費用

製品代金:28,979円

施工代金:37,800円

駐車場代:400円

クロス代:170円

クロス糊代:298円

合計:67,647‬円

※ミラーキャビネットは交換する必要はないですし、洗面台の脚は付ける必要なかったです。というわけで自分で交換できれば2万円強で交換できちゃいます。

ちなみに5時間以上かかりました。。。

理由は洗面台の一部を現場で切ってもらったり、洗面台の脚を取り付けるのを忘れてやり直したり、脚を付けたら「ストレート止水栓」と蛇口につながる管が届かなくなってしまい延長管を急遽取り付けてもらったり、ミラーキャビネットが重すぎて設置に手間取ったりと色々と大変でした。。。

自分で交換可能か?

さて、今回の交換テーマで「業者から作業手順を盗んで次からは自ら取り付けるスキルを身に着ける」というのがあったのですが、作業自体はほとんど覚えましたので取付自体は自分でできると思います。

ただ原因不明の水漏れや想定外の部品が必要になった場合の対応など今回の取り付けは水道業者が居たから対応可能でした。

自分で交換する場合はそういった場合に果たして対応できるのか?という感じです。

現実問題として今回の取り付けは入居者が居住中に行う必要があったので短時間で再度水漏れの発生が許されない状況だったので自分で対応するのは難しかったと思います。

というわけで自分で取り付けする条件として「空室発生時」に限られると思います。

空室時に自分で取り付けてみて万が一水漏れなどが収まらないなどの場合はその時点で水道業者に点検してもらえばいいのです。

その際の費用はおそらく今回よりかなり安く対応してくれるはずです。

自分でも何回か取り付けしていれば勝手がわかってくるのでそのあとは入居者が居住中でも対応できるかもしれません。

いずれにしても自分で取り付けできるスキルを見つけられたのは大きな収穫でした。

「1棟目アパート」のウィークポイントとして洗面台の品質に不安があったので自分で2~3万円で対応できるとなれば大きな武器になります。

あと給排水管の仕組みもわかったので今後既存の洗面台で漏水が発生した際も原因究明や部品交換程度なら自分で可能かもしれません。

次回自分で取り付ける際はこのブログを読み返せばできるよう備忘録的な意味で書きました。

まとめ

というわけで「1棟目アパート」で漏水が発生した洗面台の交換をした取り付けの具体的手順や今後自分で交換可能かについて記載しました。

水道業者が行った取り付け手順を見学させて頂いて質問しまくっていたので業者からしたらいい迷惑だったと思います・・・。

自分でも必要部品はわかったので取付自体はできると思いますが予期せぬ不具合などの場合に対応できるか不明なので当面は空室時にまずは自分でやってみるところから始めようかと思います。

その場合、うまくいけば2万円強で取り付けられそうなので業者に丸投げの場合と自分でやった場合でかかる修繕費に大きな差が出ると思います。

※ちなみに業者に丸投げの場合、ローコストな製品を選んでくれることは稀で大抵はリスク回避のために高額で安全な商品を選択するでしょうから洗面台一式交換で30万円程度は普通に取られると思います。

ちなみに下記は2月に1階の部屋で今回と同様の漏水が発生した際に今回と同じ業者に製品選定からお願いした見積もりです。

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