会社員は不安定な職種であることを再認識

日記

概要

コロナショックの影響でほぼ全ての方々に影響が出ています。

今回の出来事を機に会社員や自営業者といった労働者の不安定さが浮き彫りになったと思いブログに記載させて頂きました。

会社員は出社を拒否できない

まあ予想通りなのですが「緊急事態宣言」が出たところで強制力がない以上、会社へ向かうサラリーマンの流れは止められないですよね。

人との接触を8割減らして欲しいと言われても強制的に出勤停止とかしない限り実現できるとは誰も思っていないでしょう。

ほとんどの会社員はこんな時期に出社したいとは思っていないでしょうが会社から出社を命じられれば感染の危険に晒されようとも断れないでしょう。

中には使命感で出社している方もいるでしょうがほとんどの会社員は会社から出社を命ぜられて断れずやむを得ず出社している状況だと思います。

言い方は悪いですがこれって会社の奴隷です。

自衛隊員もイザとなったら戦争に駆り出されるわけですし、仕事のためなら命の危険に晒されながらも仕事をしなければいけないのが会社員です。

とはいえ社会インフラを維持するためには会社員の方々に働いて貰わないとどうしようもないのも事実です。

私の妻も医師ですので会社員ですが感染リスクに晒されながら働いています。

彼らのような方々が居ないと今回の危機を終息できないでしょうから本当に頭の下がる思いでいます。

震災の教訓

私は東京の丸の内で働いていた時に震災に合いました。

震災当日は電車が動いていなかったので何十キロも歩いて自宅まで帰りました。

その後、福島の原発が爆発して「東京も放射能が汚染されて人が住めなくなるのでは?」といった議論が盛んにされていました。

私は心配で仕方がなく今すぐにでも東京を離れて避難したかったですし、この時期に仕事をする意味なんて全くないと感じていましたが上司からは震災翌日も普通に出勤を命ぜられて当然断ることはできませんでした。

その頃には会社員なんて会社の奴隷に過ぎないと感じていて「なぜ命の危険を晒してまで出社しないといけないんだ」とやるせない思いしかありませんでした。

その時は既に不動産賃貸業をやっていて独り身なら会社員を辞めても何とか生きていけると思っていたので翌年には実際に一度会社を辞めています。

その後別の会社に再就職しましたが、今は会社員をリタイアしたので今回のような危機が発生した際は自宅に籠ることができますが、当時の私と同じようなやるせない気持ちを持っている人もいっぱいいると思います。

会社員は不安定な職種

既に不動産投資をされている方にとっては常識かもしれませんが会社員は不安定な職種です。

大企業に入れば一生安泰だなんて考えは昭和時代の考え方です。

「サービスの対価としてお金を貰う」というのが資本主義の基本的な考え方ですが、会社員の場合は自ら労働力を提供して対価としてお金を貰います。

従って働けなくなった時点でフリーターだろうが大企業の会社員であろうがお金は貰えなくなります。

病気などで働けなくなるケースは当然ですが、今回のような感染症によって働けなくなるケースもあるということが露呈しました。

国や会社の鶴の一声によって感染リスクを抱えながら強制的に出社させられる人も居れば、逆に強制的に出勤停止を命ぜられて収入が途絶える方も居るわけで、身体的にも金銭的にも極めて不安定な立場だということに多くの方が気づいたのではないでしょうか?

非正規社員やアルバイトといった立場より正社員が安定しているというのも会社が倒産しなければの話であって会社自体が倒産してしまえば正社員であっても収入の道は途絶えます。

ロバート・キヨサキ風に言うと、キャッシュフロー・クワドランドの左のクワドランドに居る会社員や自営業者は一生懸命働いて家賃等を支払うラットレースを続けないと生きていけず、今回のような自粛要請が出て働けなくなった途端に生活が苦しくなってしまいます。

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不動産賃貸業は安定した職種

不動産賃貸業も今回のコロナショックで滞納・賃料減額などの動きの声も出始めているので対岸の火事ではありませんが、会社員よりは安定した職種であることは変わらないと思っています。

不動産賃貸業はこういった非常事態になり、自宅に籠っている最中においてもサービスを提供(住居提供)して対価としてお金を得ることができます。

ロバート・キヨサキ風に言うとお金に働いてもらう状況ですね。

「借主が家賃を払えなくなれば貸主側も収入は得られなくなる」といった意見はあると思いますが、それは失業等によって家賃が払えない借主が一部発生することによる二次的なものに過ぎないです。

家賃が払えない借主が一部発生したとしても少なくとも保証会社に入っておけば保証会社が倒産しない限り賃料は入ってきます。

全ての借主が家賃を払えないような社会情勢になれば保証会社も耐えられないでしょうから不動産賃貸業もヤバいと思いますが、流石にそのようなケースは考えづらいでしょうし、そうなった場合は日本は失業者だらけになって終わりです。

元々わかりきったことでありますが、今回のコロナショックで改めて会社員の立場が不安定で、会社員に比べたら不動産賃貸業は安定していることを再認識しました。

更に安定化させるためには「保証会社への加入」「返済比率を下げておく」「手持ち資金を多めに手元に残しておく」など滞納者が発生したとしても影響を受けづらくしておくのは基本です。

前回のブログにも書きましたが、不動産賃貸業と言えどもカツカツな運営をしていて少し風向きが悪くなるとすぐに慌て始めるような方々は一部淘汰されるかもしれないですね。

私自身も安泰であるとは言い切れませんが、私個人の状況でいうと全体の返済比率は3割台に抑えていますので、私が毎月の支払いに逼迫するような状況になるとしたら日本自体がヤバいでしょう。

そうなったらさすがに金融機関も支払猶予に応じてくれるでしょうし、そもそも3年近く全く賃料が入ってこなくても私は耐えられると思います。

まとめ

今回のコロナショックで改めて会社員は不安定な職種であり不動産賃貸業は会社員よりは安定した職種であると感じました。

次回はコロナショックを受けて不動産投資家として何をすべきか?について記載しようと思います。

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