概要
所有する区分物件でまた退去が発生しました。3~4年退去が発生していなかったので恵まれた状況ではあったのですが一度退去が発生すると続くものですね。退去した部屋は墨田区の物件です。2週間前に入居が決まった別の物件も墨田区で2つの物件の距離は500m程度しか離れていません。
通常でしたら退去後に原状回復をしてすぐに入居者募集を行うのですが今回はちょっと意外な対策を取ろうと思います。
賃貸に出した場合
この物件は4年ほど前に競売で取得しました。間取りは広めの1Kです。取得した時点から同じ方(20代女性)が入居しています。賃料は78000円です。再度賃貸に出した場合の賃料を同一マンションの成約価格が沢山検索できたので調べたところ8万円程度では貸せそうです。
当時と異なりスカイツリーができたりしているので現状と同額以上の賃料で貸せることがわかりました。
今回取る対策について
今回、私自身がこの物件に住もうと思います。賃貸ではなく自ら住むことにした理由は下記になります。
現在住んでいるマンションから引越しを検討していた
先月から職場(作業場所)が変わり、それまで徒歩通勤していたのが電車通勤となってしまい現在のマンションに住み続ける意義が薄れていたため引越しを検討していました。
家賃も20万円程度しますので今回退去したマンションに引っ越せば家賃は発生しないので大幅に固定費が削減されます。
職場から近かった
今回退去したマンションから職場までは電車ですと乗り換えなしで10分程度で着く距離です。自転車やバイクで通勤すれば今より通勤が楽になると考えています。
職場の福利厚生制度を利用できる
私の会社は持ち家の人には住宅補助がでます。仕組みの根幹として住宅ローンで生活が厳しい方に対して会社が補助することだと思います。
私のように競売で一括で購入済みの投資物件に対しても補助を受けて良いかという同義的問題はありますが受けることは可能です。
売却時にマイホームを売ったときの特例を適用することができる
原則売却時に利益が発生(譲渡所得)した場合は税金を支払う必要があります。
税率は利益に対して所有期間が5年以下の場合は41.1%です。
(所得税30,住民税9,復興特別所得税2.1)
5年以上の場合は22.1%です。
マイホームを売却時に利益が発生した場合は利益から3000万円を控除したものに税金が発生します。
従ってほよっぽど売却益が発生しない限りは税金を払う必要がありません。
今回所有物件に住むことになればマイホームになりますので将来売却する際に税金が発生しないことになります。
※この特例を受けることだけを目的として入居したと認められる場合は特例が認められないので注意が必要です。
売却時は空室の状況で売るので投資家の他に実需にも購入してもらえる可能性がある
ワンルーム系の物件でも意外と実需に売れることがあります。昔、所有していた1K物件に対して一人で住みたいという高齢の女性がいて、そちらの業者側からコンタクトを取ってこられたことがあり結構高値で売却したことがあります。
所有物件を自分に対して賃貸する場合は絶対に滞納は発生しませんし、ある意味一番堅い投資かもしれません。
コメント
意外な対策と感じながら読ませて頂きましたが、
最後はとても賢い方法だと感服してしまいました。
コメントありがとうございます。
独身でなければできない方法ですね。
> 意外な対策と感じながら読ませて頂きましたが、
> 最後はとても賢い方法だと感服してしまいました。