投資用不動産の市場動向に見る今後について

不動産ニュース

概要

2015年7月~9月期の投資用不動産の市場動向に関するレポートが「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家」より公表されました。区分マンション・一棟アパート・一棟マンションごとに四半期ごとの売り出し価格と利回りを確認することができます。
価格・利回りの推移を見ると区分、一棟アパート・マンションごとに動きが相当異なっているので今後について個人的に書いてみたいと思います。

区分マンション

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「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家」より引用

個人的にはリーマンショックの際に全体的に相場が落ちた印象があったのですがグラフを見る限りではリーマンショックや震災を経ても価格はそれほど下がらず、アベノミクス後に急上昇しているのがわかります。
株価はここ数年で8000円から一時は20000円以上まで上がりましたが不動産はそこまで上がった印象はなかったのですが倍近くまで上がってきていたのは驚きでした。かなりバブルな状況になっていると思います。
ただ直近の四半期は下がっており世界同時株安が発生したのが8月なのでその影響が出始めていると感じました。
株価も現在18000円前後と調整が入っているので区分もあわせて今後は多少の調整が入ってくると思います。
私の所有物件はいずれも2011~2012年の割安な時に競売で更に割安に買っているので今売れば倍近くの値段で売れるかもしれませんのですぐにでも全部手放したいですが税金の関係で売るに売れないです。

一棟アパート

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「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家」より引用

区分マンションとは異なり、リーマンショックや震災を経て価格は多少下がっていましたが、アベノミクス後に急上昇してリーマンショック前の水準(以上)まで戻ってきた感じがあります。
一棟アパートは以前上昇を続けていますが今後は多少調整が入ってくると思います。

一棟マンション

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「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家」より引用

リーマンショックや震災を経て価格は急激に下がっていましたが、アベノミクス後に急上昇してリーマンショック前の水準(以上)までは回復していません。
同じマンションなのに一棟と区分でどうしてこんなに動きが異なるのかが不思議ですが、2008年当時は区分マンションの利回りが11%に対して一棟マンションの利回りは9%程度でした。
従って区分マンションに対して一棟マンションが高く評価されすぎていたのが現在では大分調整が進み区分も一棟も利回りに大きな乖離がない状態になっています。
世界同時株安が発生する以前から下落傾向が続いています。
建築費は相変わらず高騰を続けているので一棟マンションは3つの中では一番買い時ではないかと思います(私は買いませんが)

結論

区分は今はあきらかに売り時ですね。一棟物も買い時ではないと思いますがリーマンショック前に比べてそこまで高くなってはいません。むしろリーマンショック後の状況が安すぎたと見るのが妥当なのかもしれません。
現状でも海外不動産よりは高利回りですしリーマンショック前に比べて外国人からの買い需要が強く今後明らかに下がってくるという状況ではないと思います。
いつくるかわからない買い時を待ち続けて機会を損失するリスクのほうが高いと思います。
私の場合は世界同時株安の影響で多少調整が入るまでは様子見です。個人的に来年は色々と融資を受けやすい条件が整いますので来年には今より積極的に購入に向けて動いていきたいと思います。

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