世界同時株安に見る不動産への影響について

私は株を持ったことはないので素人の戯言と思って聞き流してください。
○ahooのファイナンスを見ると億単位で損失を出している方が続出しており、改めて紙の資産の恐ろしさを実感します。
その一方でこの乱高下に乗じて20億?もの利益を出した投資家の話も聞こえてきます。
保有する株の損切りができない方は損失を出しますし乱高下の相場を冷静に分析できて売り買いできる方は莫大な利益を出せるでしょうし、
後者のような方以外は紙の資産を大量に保有するのは今回のようなリスクを常に抱えていることになるのである意味ギャンブル的要素が強いです。
私の投資スタンスはギャンブル的要素を極力排除したいので紙の資産は一切持ちません。

とはいえ今回の株安が不動産に与える影響も今後はあるはずです。

国内の収益不動産はアベノミクス効果で相当バブルな状態になっています。
今回の株安が私も含めた不動産投資家の頭を冷やすのには十分な効果があるのではと思っています。
今後収益不動産が下がる要素はパッと思いついただけ挙げてみます。

1.国内不動産投資家の購入マインドの低下
2.国内不動産投資家の保有不動産売却に伴う相場の下落
3.外国人投資家からの買い控え
4.株価下落による国内株式投資家からの買い控え

1と2ですが、
不動産の価格は需要と供給のバランスで決まります。
世界同時株安を発端としたリーマンショックの時のような不安感が世界全体を覆うようなことが今後あれば、
不動産に対する購入意欲も低下するので当然需要は減ります。
また、この先の漠然とした不安感から保有する不動産を売却に動く投資家も多く現れれば供給も増えます。
よって不動産価格は下がります。

3と4ですが、
現在の国内不動産価格は中国・香港・台湾などの富裕層からの購入に支えられている一面もあります。
今回の株安で海外からの買い控えがおきたり、
株安によって株式投資家の資産が目減りすれば当然不動産の購入需要は下がりますのでやはり不動産価格は下がります。

というわけで今後どうなるかはわかりませんが不動産価格が下がる要素は多々出てきました。
この時期に低い利回りで物件を買うことは控えたほうが良いかもしれません。
(この発想は上記1ですね)

現在の不動産市場ですが中古の収益不動産は多少バブルのような高値で推移していて、中古で買っても新築から建てても利回りに大した差はない状態です。
今後の不動産市場ですが中古は上記理由により値段が下がる可能性がありますが、新築は大きく下がらないと思っています。
理由は新築は土地+建築費で構成されますが下記理由のため急激に下がるとは思えないです。

1.土地の価格は株式や中古の収益不動産のように短期間に大きく価格の変動がおきにくい
2.建築費は建築資材+人件費で構成されるが建築資材は海外からの輸入が主流で今後大きな円高に振れない限り下がる余地がない。人件費も建築作業者の慢性的な人手不足のため下がる要素は少ない。

よってこの先は中古価格 <<< 新築価格 の流れが強くなってくる気がします。
私個人はアパートは新築中心に考えているので方向性の見直しも検討していますが当面は様子見です。

リーマンショック時は私も含めて物件の投げ売りをする方がいて、相場より低い価格でも売却する方が結構いました。
ですので先行き不透明な感じが続くようならびっくりするような安い価格で物件が出てくる可能性もあるかもしれません。
収益物件を買いたい方は現金を大目に用意しておいて掘り出し物の物件があればすぐに飛びつく準備をしておくのもいいと思います。
ピンチはチャンスでもあります。

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日記
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