所有している区分の管理費を下げさせた経験について

本日所有している区分(トランクルーム)の総会が池袋であったので行ってきました。
12部屋しかない小さなマンションで理事長や幹事のなり手が居ないのでもう5年くらい幹事をやっています。
所有し始めた頃は色々と問題があり積極的に改革をしました。
一番の問題は私が所有している部屋の敷地権の割合(要は持分)が異様に低かったことです。
区分所有法では通常、敷地権の割合は所有している部屋の床面積に広さに比例するよう記載されています。
ですが私が所有している1階の部屋は50㎡ほどあるのですが20㎡のワンルームの部屋より敷地権の割合が小さいのです。
どうしてこのようなことになったのかは私が所有するずっと前に決められたことなので知るよしもないのですが、元々マンションの1階部分は駐輪場のスペースで分譲していなかったのですが、後から1階部分を事務所スペースとして権利を付けたようです。
後付けで権利を付けたので敷地権が小さくなったものと思われます。
そういった経緯を競売で落札した当初は知るよしもなく、所有して暫く経過した後にこの事実を知る事となりました。
これを区分所有法に則った床面積の割合に比例した権利に設定し直すことは極めて難しいです。
理由は他の区分所有者の同意を得る必要があり、他の所有者にとってみれば私の権利を増やすことは他の所有者の権利を減らすことになるので実質無理だと思い当初からあきらめました。

他の問題は管理費の負担割合です。
上記の通り私の敷地権の割合は小さいにも関わらず、床面積は他の所有者より広いので管理費の支払いだけは床面積の割合に応じて支払わされていました。
よって私の部屋は権利は小さいのに義務(管理費の支払い)だけは大きいという何とも釈然としない状態になっていたので、
私の部屋の管理費の負担を削減すべく動きました。
闇雲に管理費を下げろと訴えてもやはり他の所有者の同意を得ることは難しいと思ったので、下記の内容のプレゼン資料を作成して総会の議題に挙げました。

・私の管理費を下げるが他の部屋の管理費を上げるわけではない
・下げることによってマンション運営に影響を及ぼさない
・私の部屋の敷地権が小さいこと
・1階のため他の部屋の共用設備(オートロック等)は使用していないものが多く、倉庫のため水回りもないため床面積に応じた管理費の支払いは妥当でないこと

他の区分所有者は当人にとって支払いが増えなければ反対されることもなく、結果的に管理費の削減に成功しました。
これが3年くらい前の話です。
それ以降は大きな問題も起きることなく総会に出席するのも正直面倒であり、会自体も形骸化している面があります。

上記とは別に築浅の分譲マンションを居住用として住んでいたことがあります。
その部屋は50㎡程度の部屋でしたが築浅の癖に管理費が35,000円ほどあり異常に高かったです。
売却したかったのですが管理費が高すぎて売れない状態でした。
こちらのマンションでは理事長だったのでマンション全体の管理費を下げる提案を総会の議題に挙げました。
結果として25,000円程度まで下げることに成功しました。

区分マンションの理事は誰もなりたがらないですが、理事になることで管理会社と協力してある程度合法的に自分の思うようにもっていきやすくなるメリットもあります。


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トランクルーム
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