概要
先日退去立ち合いした1棟目アパートの302号室ですが原状回復が完了しました。問題提起
22日に退去立ち合いをした結果、過去最大級の汚れの他、クロスやフローリングの傷・凹みが多数で一番の問題は洗面台とキャビネットが割られていたことでした。クリーニング程度で終わると甘く考えていたのですが、8月10日から次の入居者が入居してくるのでそれまでに原状回復を行わないといけないです。
入居者の父と原状回復交渉
主な原状回復対象は下記となります。洗面ボウルの破損
⇒入居者自身も過失を認めています。
クッションフローリングの破れ
⇒入居者は入居時から穴が開いていたと主張していますが、私は入居前日に複数業者ですべての部屋を細かくチェックしており確実に入居者が開けたと思っています。
ですが入居後週間後に書面で「CFに1cmほど穴が開いている」と主張してきたので請求は断念しました。
クロスの破れ
⇒入居者自身も過失を認めています。
張り替えるほどではなかったので自分で補修しました。
クロスの傷などを埋める補修材を入れてそのうえでペンキで塗ろうと思って購入はしたのですが塗るほどのことでもなさそうでしたので塗らずに終了しました。
床に多数の傷・凹み
⇒こちらはかなり傷ついていました。
国交省のガイドラインでも通常の使用範囲と判定されるレベルですので自分で補修しました。
ただ、この入居者は1人入居で契約のところ、男性と一緒に生活していたりしたので結果的に傷みはかなり激しいです。
こういうことがあるので2人入居はしてほしくないです。
2人入居を黙認する代わりにフローリングの張り替えくらい請求できるのならまだ納得はできるのですが・・・。
入居者が付けたタオル掛けが外せない
⇒当初は下記のようなやり取りをしてました
ヨッシー:「タオル掛けが強力な両面テープで接着されており外せない」
入居者の父:「剥がし材などを使ってヨッシー様のほうで外して頂けますか?」
ヨッシー:「外した結果、システムキッチンに跡が残ったら交換となりますがよろしいか?」
入居者の父:「トラブルとなるといけないので業者を呼んで剥がしてください」
ですが私自身も入居者から過剰な費用を請求したくないのと、タオル掛け自体は室内に割とマッチしていたのでもう備え付けの設備として外さない方針としました。
壁にビスで開けた穴が多数
⇒「オーナーに確認しないで穴を開けるのはNGですよ」と指摘しましたがこちらも通常の使用範囲と判定されるか微妙なラインだと思うので請求しませんでした。
洗面ボウルの交換
製品発注
一番の問題である洗面ボウルとキャビネットの交換ですが私のアパートはそもそも狭小アパートで、独立洗面台を維持するために非常に狭いスペースに洗面ボウルを入れています。従って代替品を探すのは難しいです。
新築時も私自身で色々な業者を探しまくって見つかった業者のものを導入しています。
従って限られた時間のなかで別製品を探す余裕はなかったので躊躇することなく現状と同じ型番の洗面ボウルとキャビネットを発注しました。
幸い製品自体はすぐに発送してもらえました。
取付業者選定
問題なのは取り付けてくれる業者を探すことでした。アパートの近所にある水回りのトラブルに対応してくれる業者に現地調査に来てもらったところ「問題なく交換できる」とのことだったので「見積書」の送付を依頼しました。
ですが数日経っても見積書が届かず何度も催促した結果「弊社では対応できない」と回答されてしまいました・・・。
なぜ対応できなくなったのか理由は不明です。
仕方がないので様々な業者に見積もり依頼をしたのですが設備は施主支給で交換だけ対応してくれる業者は中々見つかりませんでした。
大体3社に2社くらいは断られました。
おそらく自前で用意した設備を取り付けるほうが勝手もわかるのでリスクが低いのと製品+交換で二重の利益を得られるからだと思います。
交換の相場は3万くらいだと思うのですが「期限がギリギリなのでプラスアルファの金額を頂かないと職人が手配できないので4万でどうでしょう?」と言ってくる業者は見つかりました。
8月10日までに終わらせないといけないので多少高くても仕方ないと思い入居者の父に確認したところ「確かに高いですね・・・。ですがご迷惑をかけていますので4万で結構です」との事でした。
ですがその後、別の業者が「3万円で大丈夫です。28日に取り付けに行くことが可能です」と言ってくれたのでこちらの業者に依頼することにしました。
交換作業
交換は28日に予定通り行いました。当日は台風が近づいていたので非常に強風でした。
製品の価格は洗面ボウルとキャビネットで2万円弱で交換作業が3万円強だったので総額5万円弱で交換できることがわかりました。
ここの製品はオシャレで良いのですが中国製のためクオリティは日本製には劣ります。
そういったこともあり蛇口や排水管などの水が流れるところは日本製にしています。
フローリングの傷補修
以前別の部屋でタバコが原因でフローリングを焦がされたことがあってその時は業者にリペア補修をお願いしましたがフローリングの補修だけで37800円もかかりました。費用は当然入居者に請求しました。
さすがプロなだけあって仕上がりは元の焦げ跡がどこかわからないくらい綺麗なものでした。
今回は傷や凹みが多数ありますが入居者に請求するのは難しいので自分でリペアキットを買って修復することにしました。
リペアキットの仕組みはこのような感じです。
・フローリングにあった色のロウを溶かして傷穴に流します
・ロウが固まったら浮き上がった部分を削って慣らします
作業自体は非常に簡単なのですが一番難しいのがフローリングに合った色のロウを作ることになります。
まずは物は試しと思いやってみました。
傷穴はふさがりましたが真っ白なロウを溶かしたため傷穴の部分が白くなっています。
フローリングは真っ白ではなく少しアイボリーがかった色のようです。
ちなみに流したロウは再び温めることですぐに溶けるので何度でもやり直しできますが私の場合は面倒なのでこれに関してはこのままで終了です。
次に白と少し肌色のロウを調合してやってみました。
その結果、先ほどよりは少し色が馴染んだ気がします。
正直プロに比べたら仕上がりはイマイチですがこれでも結構近づかないと気付かないレベルです。
DIYの場合は100点を目指して高額な費用をかけるのではなく70点でいいので安価に終わらせることだと思います。
これも練習していけばクオリティは上がると思います。
原状回復費用
最終的に入居者の父親に請求した金額は敷金超過分として14,238円となりました。数十万円となったら揉めますがこれくらいの負担なら応じてもらえると思います。
自己負担額はゼロです。
原状回復後室内
最後に原状回復後の室内写真になります。これくらい仕上げていれば入居時にクレームが来ることはないと思います。
303号室の騒音
入居者は居住中に隣の303号室からの音に対するクレームを多々あげていました。音については主観的なものもあるので一方的に責めることはしませんでしたが私が302の室内で作業中に303号室から音楽の重低音がかなり響きました。
正直入居者が文句を言いたくなる気持ちもわかるレベルでした。
何回も303号室の入居者には注意しているのですが音に対する意識が低いのか直すつもりがないのかわかりませんが、私自身も音を確認したので今後はもう少しキツく注意したいです。
このまま放置すると次の入居者も同様に音に悩まされるはずです。
正直303の入居者にもさっさと退去して欲しいです。
金髪でしょっちゅう女性を深夜に連れ込んでくるので普段何をやっているのか謎です。
騒音を出すのを改めるまでしつこく注意していこうと思っています。
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