能登半島地震ボランティア参加体験記

日記

概要

今回は3月31日と4月1日に能登半島の震災ボランティアに行ってきた内容について記載します。

ボランティア活動状況

震災から3か月経過時点でのボランティアの活動人数はこんな感じで能登半島のボランティアの数が圧倒的に足りなくて復興が進んでいません。

東日本大震災:43万人

熊本地震:10万人

能登半島地震:14000人

実際に行ってみればわかるのですがボランティア活動が進まない理由の1つとしてとにかく利便性が悪いので会社員の方が気軽に参加するのは現状厳しいと言わざるを得ません。

被災地へのアクセス

個人がボランティア活動で直接被災地へ行くことは禁止されています。

行く方法は基本的には金沢駅からボランティア専用のバスで被災地に向かう形になります。

道路状況の改善などで状況は変わるのですが、能登半島でもアクセスが悪い珠洲市や能登町での作業の場合は穴水町に3月にベースキャンプができたのでそこで前泊して翌日バスで向かう形になります。
それ以外の被災地は金沢駅から直接バスでむかいます。

東京から金沢駅までは車で5~6時間かかります。新幹線や飛行機を使えばもう少し早く行けるとは思いますがいずれにしても東京から被災地に着くだけで1日がかりなのが現状なので会社員が週末フラっとボランティア活動するというのは難しいかもしれません。

ボランティア参加方法

1.ボランティア事前登録をする

2.定期的に(週1~2回程度)ボランティア募集メールが来るので参加登録する

3.参加決定通知が来たら当日早朝に金沢駅前に集合

4.ボランティア保険への加入が必須(年間350円)

ボランティア参加条件

時間に余裕がある

前述の通り、能登半島へアクセスするだけでも大変なので時間に余裕がある人でないと厳しいです

お金に余裕がある

ボランティア活動中の費用援助などは一切ありません。

被災地への移動に関する費用や活動中の食事など全て自分で用意しないといけません。

作業中の装備(マスク、手袋、長靴など)も基本は自分で用意しないといけないのである程度お金に余裕がある人でないと参加は難しいかもしれません。

体力がある

基本は瓦礫撤去やゴミ拾いなどが多く特別な体力を求められるわけではないです。

時間とお金に余裕がある人といえば高齢者となるのですがボランティア活動ですのである程度の体力は必要だと思います。

被災地に迷惑をかけない

前提として遊びにいくわけではないのでボランティアに参加したからといってお客様として迎えてくれるわけではありません。

活動中にかかる全ての物資(食事や作業具など)は自分で用意する必要があり、ゴミも全て持ち帰る必要があります。

一応仮設トイレはありますが場合によっては携帯トイレを持参するよう求められる場合すらあります。

ボランティア活動の結果ゴミを置き去りにすることなどないよう被災地に迷惑をかけないことが前提です。

どこかの議員が被災地に視察に行ってカレーを食べて帰ってきたって話がありましたけど、ボランティアに行ったはいいけど食事など準備せずに行って現地の炊き出しの行列に並んだりするケースはあるらしいです。それはただの迷惑行為ですのでそういった意識の低い方は参加しないほうがいいです。

参加の目的

上記で書いたように能登半島のボランティアは私のようにある程度時間とお金に余裕がある人でないと参加するのは難しいので今回やってみようと思いました。

あとFIREしてから体力維持のため極力歩いたりDIYなどの作業をするようにしているのですが、今回のボランティア活動を通じて身体を動かすきっかけになればと思いました。

人生の後半戦なのでもう収益物件を買い進めて「資産〇〇円!年間CF〇〇円!」とか目指すのが馬鹿馬鹿しく感じているので今後は人一倍税金は納めつつ😢、社会貢献活動をしていきたいと感じました。

ボランティア参加体験記

ここからは私の例ですが3月31日と4月1日に珠洲市のボランティアに参加したので30日から金沢入りしました。

移動は高速を使いました。

往路は500キロ以上をノンストップで移動したのですがあまりお勧めはしません。

ガソリン代は片道4000円程度(ハイブリッド車)で高速代は1万円くらいなのですが事前に申請しておけば高速代は無料になります。

活動初日

31日の早朝に金沢駅からバスにのって2時間くらいかけて穴水町のベースキャンプに着きました。

ベースキャンプの体育館の中に個室のテントが設置されていて寝ることはできますが寝袋などは各自で用意していかないといけないです。防音性能など皆無なので誰かが歩く音とかはかなり響くので耳栓などあったほうがいいです。

ベースキャンプで荷物を降ろして再度バスに乗って珠洲市まで行ってそこで事前ミーティングを組んで少人数のチーム分けをして今度はチームごとに軽トラなどで割り振られた被災地へ移動します。

ちなみに軽トラでの移動も免許持っているボランティアの人が運転します。

初日の作業は津波で砂の中に埋まってしまった瓦礫類を撤去する内容でした。

砂に埋まった布団やシートなどを取り出すのは本当に大変で数人がかりで作業しました。

活動2日目

ベースキャンプで食事と睡眠を取ったら翌日は早朝から再度バスで珠洲市へ向かいます。

2日目は落ちた瓦やガラスなどの撤去でした。

屋根瓦はかなり重く撤去も大変ですし、屋根にこれだけ重いものを載せるということは耐震性にも問題が生じてくるので色々厳しいですね。

2日目の作業が終わったらベースキャンプに戻って荷物を取って再度バスに乗って金沢駅に戻って解散です。

私はそのまま高速に乗ったのですが途中北陸割を利用して妙高高原で数日間温泉に入ったりしてのんびりしてから東京に戻りました。

感想・今後について

ボランティア活動に参加してみてボランティアが集まらない理由もわかりますし、まだボランティアの受け入れ態勢も十分ではなくそもそも大々的にボランティアを募集していません。

正直な感想としては移動時間が長い割に活動時間は大して取れず効率はかなり悪いです。でも受け入れ体制が整っていない現状では仕方がないのでこういった状況でも誰かがやらないと前に進まないと感じました。

ボランティア活動できる人って本当に限られてるのでFIREして時間に余裕がある人は率先して参加してほしいと感じました。

私の今後ですが早速明日からふたたび能登半島に向かって移動して下記日程でボランティア活動に参加します。

4月20日:穴水町

4月21日:志賀町

4月22日:未定(どこかの被災地で作業予定)

もし5月以降でボランティア活動に興味あって時間を持て余している方がいたら私の車で相乗りでよければ声かけていただければ幸いです。

よろしければ最後に応援クリックのご協力をお願いします
日記
スポンサーリンク
シェアする
ヨッシーをフォローする
不動産賃貸業と主夫で経済的自由を獲得

コメント

タイトルとURLをコピーしました