不動産投資は不労所得なのか?
昨日、妻から私の不動産収入に対して「働かなくても入ってくる」とか「小労所得」とか言われてしまいました。「働かないでお金が入ってくるなら自分もやればいいじゃないか?」と言いたくなります。
不動産投資に関しては確かに労働時間に対する収入は多いですが決して不労所得ではありません。
色々とリスクを取ったうえで行っていますし、収入を生み出すシステムを作り上げるまでが大変ですし、物件を所有したあとも空室対策・税金対策・トラブル対応など色々と苦労も多いのです。
それなのに身内からも「楽して儲けてる」みたいな言い方をされている気がして悲しくなりました。
逆に「不動産投資なんて絶対に儲からない」という人たちもいます。
そういう人に対しては「それでしたら貴方はやらなければいいんじゃないですか?」という話になります。
あくまで事業ですので何もしないで儲かるわけではないですし、逆にしっかりと運営していけば成果はでる事業だと思います。
労働時間の長さ=美徳なのか?
海外の事はわかりませんが少なくとも日本人は労働時間が長いことが偉いみたいな風潮が根強いと感じます。サラリーマンでもやたらと忙しいアピールをする人などはその典型です。
私は「金持ち父さん・貧乏父さん」の本に影響を受けたうちの一人です。
本のあらすじはこのような感じです。
著者のロバートキヨサキには二人の父がいた
実の父(貧乏父さん)は優れた教育者だったがお金に対しては無頓着でお金には苦労した
友人の父(金持ち父さん)は低学歴であったがお金に関しては裕福であった
2人の父のお金に関する教育が全く異なっていたためロバートはお金に関して金持ち父さんの言うことを聞くことにした
それまでの私は一生懸命勉強して良い大学へ行って良い会社へ行って頑張って働き続けることが良いことだと思っていました。
高校を卒業した時点で一旦そういったレールからは外れたのですが、再びそのレールに乗っかろうともがいていたのですが仕事上でも色々悩んでいました。
ですが金持ち父さんの本を読んでそういった考えを続けていてはいつまで経っても「ラットレース」から抜け出せないと気づきました。
また、自分の能力・性格的にもサラリーマンで大成するのは無理だろうなと感じていた(ですのでブログタイトルも平凡なサラリーマンとしている)ので不動産へシフトしていくことになったのですが、物件を購入した時点で個人事業主になるわけですので物事の考え方がサラリーマンと異なることに気づきました。
成功するも失敗するも自分次第になるわけですので不動産に対して手を抜いてやらなくなりました。
収入の多い・少ないは労働時間の長さに比例するものではなくどれだけ価値(value)を提供できるか?ということに気づきました。
「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」では収入を得る手段として以下の4つのクワドラントに分類しています。
EやSにいる人たちは一生自力で稼ぎ続けるため、一生、お金のために働く事になり、自由な時間が得られない。
BやIにいる人たちは他力で稼ぐため、いつかは経済的にも時間的にも自由を得られる。
だから頑張って右側のクワドラント(B or I)に行きましょう。
といった内容です。
極端な言い方をしてしまうと医者・弁護士・会計士・フリーター・日雇い労働者みんな時間を切り売りしてお金を稼いでいるという点では左側のクワドラントにいるので一緒です。
彼らは労働時間の長さで給料が決定するので労働時間の長いことが美徳と勘違いして無業の人や労働時間が短い人を見下す傾向が強いと思います。
私も近々サラリーマンをリタイアする予定ですが退職後は世間から色々言われる気がしますので、そういった世間体が悪くなるのがサラリーマンリタイアのデメリットだと思います。
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