概要
昨日「3棟目アパート」の土地へ行って地盤調査の様子を見学してきたので調査の手順と、現場レベルでありますが調査結果についてブログに記載します。
調査依頼
今回の地盤調査業者は紹介して頂いたので初めての取引になります。
まずは紹介頂いた営業の方に連絡を取りました。
初めましてヨッシーと申します。
初めまして。ヨッシー様のことは伺っております。
実は練馬区に共同住宅を建てる予定でして地盤調査と万が一地盤が弱かった場合に改良工事までお願いしたいです。
住所は練馬区○○町△-◇-□になります。
承知しました。
調査を行う際に「配置図」と「図面」と「案内図」を送ってください。
「案内図」って何を送ればいいんですか?
現場までの経路がわかるものでしたら何でも大丈夫です。
住所をお伝えしましたがそれではだめなのですか?
一応会社としては依頼主様から作業場所を指示した証拠となるものが必要となりますので、
G○○GLEマップでの地図とか現場の写真などそういったもので作って頂ければフォーマットは何でもOKです。
承知しました。
じゃあ早速送ります。
作業スケジュールはどういった感じになっているのですか?
地盤調査は7月16~18で地盤改良が必要となった場合は9月初旬となっています。
弊社のスケジュールですが17日なら空いていますが如何でしょうか?
じつは※※※※※の事情がありまして・・・・
もう少し早く行って頂くことは可能でしょうか?
承知しました。
12日なら空いていますのでそれまでに「配置図」をご用意頂ければ可能です。
わかりました。
というわけで建築業者に連絡して「配置図」を作成頂いて地盤調査業者へ送り12日の調査が決まりました。
※※※※※の事情については後日ブログに書く予定です。
調査手順
下記の左が「図面」で右が「配置図」のイメージです。
今回の調査は建物4隅と中央1点の5点に対して調査を行います。
専用の機械を調査ポイントに設置すると、重りを付けた杭が地面にスルスルと入っていきます。
軟弱な地盤の場合はスルスルと入っていくのですがある程度堅い地盤に到達すると杭が入っていかなくなりその場で杭が回転するような仕組みになっています。
一定数以上回転するようになった時点でそのポイントについては調査終了となります。
調査当日
現場は軽い小雨でしたが作業には全く問題ないとのことです。
現場には作業員の方が1人でやってきました。
初めましてよろしくお願いします。
簡単に挨拶をして早速作業に取り掛かって頂きました。
配置図の①~⑤のポイントに機械を設置して調査開始です。
いきなり杭を設置してもある程度の深さまでは杭が入っていかないのでまずは体重をかけたり重りを杭に叩きつけて杭を地面に入れていきます。
ある程度のポイントまで杭を叩きつけるとスルっと杭が入るようになります。
その後は機械の自重+重りでスルスルと入っていきます。
スルスルと入るってことは地盤が弱いことを意味するのでこの時の心境としては「早く止まれ!」と祈るのみです。
ある程度の深さまで杭が到達すると杭が沈まなくなって杭が回転するようになります。
その段階で調査は終了でここまでの深さが重要となります。
調査中に問題発生
①~④については調査できたのですが⑤の調査中に問題が発生しました。
地面が固くていくら重りを杭に叩きつけても杭が入っていかないのです。
いくつかポイントをずらして調査しようとしたのですが結局調査できませんでした。
いくつかポイントずらしたのですが杭が入らないので調査できないですね。
なぜ杭が入らないかというとこの土地の中心部分が表層改良したような感じになっていて土ではなくてほぼ岩みたいな状態になっているんです。
調査結果
①~④についてはあくまで目視ですが概ね4メートルくらいスルスルと沈んだ段階で止まりました。
一応これで作業終了となります。
大体4メートルくらいまでちょっと地盤が緩い印象ですね
共同住宅建てる予定なんですけど地盤改良って必要そうな感じでしょうか?
う~ん。私はあくまで調査担当なので実際に改良が必要かどうかは調査結果の数値を社内で分析して報告させて頂きます。
あと⑤について調査できなかったけど大丈夫なんですか?
それは問題ありません。
その部分については調査不可という結果になりますが、他の4点で調査ができておりいずれも4メートル付近で堅い地盤に当たっている結果となっているので中心部分も大きく結果はブレないと思います。
(あーそんなアバウトな感じで大丈夫なんだ・・・)
というわけで調査自体は終了となりました。
後日結果報告書が送られてくると思いますが4メートルまで緩いということは何らかの改良は必要でしょうが柱状改良やピュアパイル工法で対応できると思います。
おまけ
物件購入を検討する際にマイソクに書かれている駅からの距離はあくまで1分を80メートルで計算した結果ですので実際に歩いた場合と乖離が出ます。
実際に歩いた場合に信号が沢山あったり歩道橋などを渡らざるを得ない場合、実際に歩くと想像以上に時間がかかるケースがあるので注意です。
従いまして購入前に実際に歩いて駅からの距離を測ってみるのは必須です!!
と言ってみましたが実は今回の土地購入を検討してから今まで駅からの距離を歩いて測ったことがなかったのです・・・。
一応G○○GLEマップやヤ○ー地図といったもので確認はしていましたが時間があったので実際に歩いて測ってみました。
今回の土地はマイソク上だと駅徒歩10分とちょっと距離があるんです。
ちなみに「駅徒歩10分」ってワードは結構曲者で、10分と11分だと反響に大きな差が出るから実際徒歩12~13分の物件でも強引に「駅徒歩10分」と書いて売る業者も居たりします。
従って「駅徒歩10分」の物件は特に実際に歩いて確認することが重要なわけです。
実際に歩いた結果
というわけで土地の前からストップウォッチで実際に歩いてみました。
私はあまり歩くのが早いほうではなく女性に普通に抜かされたりするのですが普通の徒歩スピードを意識して歩いてみました。
駅の改札に着いた時点でストップウォッチを止めた結果は・・・
まさかの7分半ってことで思っていたより全然駅からの距離を感じませんでした。
これで実測13分とかだと残念な感じですがそうではなかったので良かったです。
ちなみに駅の北口と南口どちらからも物件へ向かえるのですがどっちも同じくらいの時間でした。
まとめ
というわけで「3棟目アパート」の土地へ行って地盤調査の様子を見学して調査の手順と調査結果について書いてみました。
報告書がまだ来ていないのでどういう結果になるかわかりませんが何らかの改良工事は必要だと思います。
ただそこまで軟弱というわけでもないのである程度許容範囲かな?って気がしています。
コメント