概要
私は情報取得も兼ねて楽待のコラムや他者のブログを読むことがありますが「危険」「破綻」「破産」「悲惨」「失敗」「地獄」「悲劇」・・・といった悲観的な文言ばかり目に付きます。一様に警告を発する記事が多いので「そんなに警告するならまず自分から不動産事業から撤退すればいいのに」と思います。
そういう記事を書くほうがアクセスが伸びるのかわかりませんが彼らが不動産投資を止めないのは結局儲かるからだと思っています。
私が考える不動産投資
先に結論から書きますと「人による」に尽きます。私にとっての不動産投資は単なる事業の一つだと思っています。
ラーメンを作るノウハウに長けている人はラーメン屋をやれば良いし、コミュニケーションに長けている人は接客業やサービス業などをやれば良いと思います。
私の場合は不動産賃貸業に関するノウハウがあるので他者よりは確実に収益を上げられる自信はあり有利だと思っているから続けています。
要は自分が得意とする分野で勝負すれば良いだけです。
アラフォーの私が一念発起して医者や弁護士を目指したところで勝ち目がないのは明らかです。
逆を言えば不動産賃貸業に全く疎い人達が参入してきたところで熟練した投資家達に比べて不利なことも明らかです。
ですので仮に不動産賃貸業に参入しようとする人から相談を受けた場合は、未知の事業に参入するリスクを説明したうえで判断するよう伝えると思います。
一般的には物件が高止まりしているのと人口が減っている中で斜陽産業とも言われているこの業種に敢えて参入する理由はないかもしれません。
私のブログを見てもらえばわかりますが家賃収入で楽して一生安泰といったことはないというのは言い切れると思います。
不動産投資は事業ですのでギャンブルとは全く異なります。
ギャンブルの場合は運要素が強いのとプレイヤーが勝つ確率に大きな差は発生しません。
私もかつてはパチンコで生計を立てていたので多少なりとも差はあるのですが、パチンコの場合は前日に大当たりしていた台を打つとか競馬の場合は競馬新聞の予想通りに買っていれば全くカスリもしないってことはないと思います。
それでも大抵の人は損していきますが・・・。
不動産投資の場合は投資家の属性(スキル・資産・年収・実績・人脈等)によって成功するか否かは大きく変わります。
スキル
上記でも書きましたが不動産賃貸業に関するスキルがあるか否かで成功する確率は大きく異なります。スキルがある人はそもそも収支の合わない物件を掴まされることもありませんし、所有後も収益を最大化するための様々な施策を打てます。
資産・年収
資産のある人と無い人で一番大きな差は物件の選択肢が大きく異なります。資産の無い人だと現金で数百万円の区分マンションを持つのが手一杯かもしれませんが資産家ですとRC・鉄骨・アパート・区分と何でも購入できます。
また、土地持ちの資産家ですと土地購入費用がかからないので私のようなサラリーマン大家とはそもそもスタートラインが全く異なります。
また、資産や年収がある人ですと金融機関からの融資も受けやすいうえに低金利で借りることができます。
そもそも不動産賃貸業は高属性の方が圧倒的に有利な事業です。
そこに資産も年収も低く実績も無い人が飛び込んでも不利なのは明らかです。
実績
資産や年収が低い人でも実績を積めば金融機関からも評価されるようになりますし徐々に有利になっていけるとは思います。実績を積むことで大家スキルも付きますので資産や年収が低い人がチャレンジするならまずは実績を積むことを目的として低額でいいから何か物件を購入することを勧めます。
私は現在2棟目のアパートを建築中ですが1棟目を建築した経験があるから2棟目ではもっと良くしようと色々と良案を業者に提案することができます。
人脈
人脈がある人だと川上物件を紹介されたり、過去に付き合いのあった安い業者でまた仕事をお願いしたりできます。私はあまりありませんがそれでも賃貸募集の仲介業者やクリーニング業者など様々な業者と係わることになるので安かったり仕事っぷりが良かった業者には再び仕事をお願いするので必然的に良い結果になることが多いです。
結局のところ楽待のコラムニストさん達も「自分達は儲かるけど新参者がブームに乗って斜陽産業にノコノコ入ってきても痛い目に合うだけだよ」ってことを伝えたくて一生懸命警告をしているのかもしれません。
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