新年の挨拶
明けましておめでとうございます。
最近は月に1~2回しか更新していない本ブログですが2021年もよろしくお願いします。
元日から妻の同僚がコロナで陽性となったと勤務先から連絡があり、濃厚接触者である妻とPCR検査に行ってきました。
幸い陰性と判明したので一安心ですが万が一を考慮して2週間の自宅隔離となってしまいました。。。
医師である妻は今後も今回のようなことは頻発するでしょうし、これだけ感染者が増えている状況ではいつ感染してもおかしくはありません。
2021年もコロナとは付き合っていかないといけませんので、引き続き感染対策はしっかりと行っていきたいと思います。
今後はアパートの入居者に感染者が出るケースもあるかもしれませんね。
今回は「1棟目アパート」と「3棟目アパート」で自ら消防点検を行った内容について記載します。
消防点検概要
消火器やスプリンクラー設備、自動火災報知設備などの消防用設備が、火災の際に正常に作動しないと人命にかかわることから、定期的に点検し、管轄する消防署へ報告する制度です。
消防法で必要な消防設備が設置されている場合には、建物の規模に関わらず、点検・報告が必要となります。
基本的に1棟モノを所有しているオーナーは例外なく報告義務はあるはずですので、大抵は業者に依頼しているか放置しているかのいずれかかと思いますが、オーナー自ら点検・報告することは可能です。
点検すべき消防設備
アパート・マンション・民泊などに様々な消防設備が設置されていると思います。
(例)
・消火器
・誘導標識
・避難はしご
・火災報知器
etc…
ご自身の所有物件にある消防設備のうち、報告義務がある設備を確認する必要があります。
新築の場合ですと竣工前に消防署に報告すべき消防設備について届出がされていると思います。
不明でしたら消防署に問い合わせれば教えてくれます。
基本的に住居のみのアパートでしたら消火器のみで大丈夫だと思います。
今春竣工アパートの消防設備点検報告について消防署に確認
・消火器は報告必須
・住宅用火災報知器は報告義務なし
・避難ばしごも報告義務なし
(共同住宅の場合各階30名以上で報告義務)・初回は竣工3年後に総合点検として報告
アパート名で調べてもらったが消火器のみの報告でいいとの事で楽勝😀
— ヨッシー💦不動産投資家&主夫🏠 (@yossyblog) November 5, 2020
点検の種類と頻度
6カ月に1回の機器点検と1年に1回の総合点検を行う必要があります。
機器点検:外観又は簡易な操作による確認をする点検
総合点検:実際に消防設備を作動させ、総合的な機能を確認する点検※
※例えば避難器具の場合、総合点検では実際に器具を取り付けたり降下・格納などを行う必要があります。消火器の場合は実際に噴出させるわけにいかないので総合点検はありません。
点検は6カ月に1度行う必要がありますが、3年に1度は消防署に報告する義務があります。
点検実施者
「東京消防庁」のHPには下記のように記載されています。
基本的には有資格者による点検を推奨されていますが下記条件を満たす場合はオーナー自ら点検しても問題ありません。
住居メインの物件の場合、延床面積1000㎡以上の建物はほぼないのでオーナー自ら点検可能となります。
基本的には、消防設備士又は消防設備点検資格者に依頼し、点検を行って下さい。
ただし、次の①②のいずれにも該当しない建物については、法律上資格者以外の者でも点検することができますが、点検時の安全面などを考慮し、東京消防庁では資格者による点検を推奨しています。
①延べ面積1,000㎡以上の建物
②地下又は3階以上の階に特定用途(物品販売店舗、ホテル、病院、飲食
店など不特定多数の人が出入りする事業所等)があり、かつ、屋内階段が一か所のみの建物
点検・報告方法
具体的な点検・報告方法はこちらに記載されています。https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/bohan/shobo/news/tenkennapuri.files/shoukaki_pamphlet.pdf
ただ下記のアプリを利用して点検・報告したほうが効率が良いと思います。
Android版
アプリの点検・報告手順は下記となります。
消防設備が設置してある建物を登録
点検すべき消防設備を登録
点検実施者を登録
点検を実施する
消火器の例ですが、このような感じで消火器ごとに12項目の点検項目を目視して適合するかチェックします。
適合の例と不適合の例が図示してあるのでわかりやすいです。
報告書を出力する
このような感じで点検した内容がPDFで出力されるので、印刷して消防署へ持参するか郵送すればOKです。
点検実施
「3棟目アパート」点検
今年の2月末に竣工した「3棟目アパート」の点検を実施しました。
今年設置したばかりの消火器なので特段問題ありませんでした。
ただ、設置してある消火器の種類が異なっていて、粉末消火器と強化液消火器が混在していて点検するまで気づきませんでした。
点検したら強化液と粉末の消火器が混在してるのですが何か意味があるのですか?
すいません。特に意味はないと思います。
その時たまたま在庫があったものを設置しただけだと思います。
既に消防署には粉末と強化液で申請されているので、今後買い替える際も同じ種類で買い替える必要がありますので設置するなら同じ種類のものにして頂きたかったです。
「1棟目アパート」点検
続いて年末に「1棟目アパート」の点検を実施しました。
点検といってもこちらのアパートは築5年を経過しているので消火器も設置後5年を経過しているため全て新品に買い替えました。
消火器の寿命は製造後10年ですが、オーナー自ら点検する場合は製造後5年以内の消火器に限られます。
従って高いお金を業者に払って点検してもらうぐらいなら製造後5年経過した時点で全て交換して自分で点検したほうが安上がりとなります。
新品ですので当然全て基準に適合していましたので現地に設置して点検は完了となりました。
まとめ
今回は「1棟目アパート」と「3棟目アパート」で自ら消防点検を行った内容について記載しました。
消防点検は全てのオーナーに点検報告する義務がありますが、住居のみのアパートでしたら消火器のみの報告で大丈夫だと思います。
点検は6カ月に1度行う必要があり、3年に1度は消防署に報告する義務があります。
一定規模以下の住居物件はオーナー自ら点検可能です。
(ただし点検可能な消火器は製造後5年以内のものに限る)
点検・報告はアプリを利用するのが効率が良いです。
コメント
大家 初心者です。
こちらのよっしーさんのサイトは、
アパートの自主管理を行う上でとても参考にさせてもらっています。
いま消防点検についてちょうど 知りたいと思っていたところでした!
次回の巡回で、こちらで紹介頂いているアプリを使って、トライしてみます。
また、今後、5ねん経過した消化器については、
わたしも新品へ交換する作戦でいきたいと思います。
新品と交換する場合ですが、
古い消化器はどう処分するのがよいでしょうか?
ネットで調べるとリサイクルセンターなどが出てきます。
ただ、法人不可であったり、それなりにお金もかかりそうな感じです。
実際の手間や費用が気になりますが、細かい情報まではたどり着けませんでした。
捨てるのも面倒なので、アパートの裏手にでもおいておけばいい気もしますが(笑)
何かおすすめの方法があれば、
また こちらのネタも掲載いただけるとありがたいです。
また、今後も記事をたのしみにしています★
Hiro.Yoshioka さん
コメントありがとうございます。
以前から見て頂いていたとの事で嬉しいです。
古い消火器ですが引き取り業者に依頼するか直接持ち込んでリサイクルしてもらうらしいです。
私も買い替えたのが初めてになりますので処分したことがありません。
こちらのHPをご覧いただいたかもしれませんが特に法人不可とは書いてありませんでした。
https://www.ferpc.jp/disposal/help
2010年以降に製造された消火器なら基本的にリサイクルシールが消火器に貼られているようですので、
処分費用とかは特にかからないっぽいですが、それ以前の消火器ですとシールを購入してから処分するらしいです。
シールの相場は業者によって異なるらしいですが500円程度らしいです。
ちょうどよい機会ですので近々実際に消火器を処分してみますので、
役立ちそうな情報が得られましたらブログに書いてみますw
今後ともよろしくお願いいたします