税金を払わないで資産を継続的に増やすビジネスモデルはあるか?

法人経営

概要

健美家で2回に渡って非常に興味深いコラムが掲載されていたので私なりの考えを記載します。
私自身もかつては中古ベンツなどを買ったり経費を計上しまくって赤字申告したほうがいいのかな?と思った時期がありましたがそういった考えをお持ちの方は是非コラムを読んでみることをおススメします。

コラム内容と感想

不動産投資を始めて初期のステージでは破綻するのでは?といったことが主な不安材料だと思いますが、ある程度経験と実績を積んだ先のステージでは税金対策といったことが主な不安材料になってきます。

私自身に関しても不動産賃貸業の悩みの大半はいかに長期的に節税するか?といった感じです。

私以外でもある程度資産を築いている方と情報交換すると税金で悩んでいる方が多い印象です。

今週、健美家で2回に渡って下記コラムが掲載されていたので読んでみました。

税金を払わないで資産を継続的に増やすビジネスモデルはあるか?(前編)

税金を払わないで資産を継続的に増やすビジネスモデルはあるか?(後編)

2回に渡って下記5パターンについてモデルケースを元に解説しています。
コラムを読んでの感想は結局税金を払わないで資産を継続的に増やすビジネスモデルなんて魔法のようなものはなく単に金融機関からの印象を悪くするだけな気がしました。

1:永遠に赤字申告トイモデル
<償却期間が終わった時(5年ごとに)、赤字申告を続ける為、新たな償却資産を買い増しする>

1のパターンは定期的に資産を買い増して赤字申告を続けるというもので、会社に純資産は蓄積しないためいずれ融資は受けられなくなり行き詰るというものです。

ブログとか書かれている他の大家さんでも確定申告でほぼ税金を払っていない人が多く居るので1のパターンの人って結構多い印象です。

先日もセミナーに出た際に講師の方が「中古物件を購入したらすぐに資本的支出で大規模修繕をして毎月ギリギリ黒字申告しているためほとんど税金払っていない」ような事を言っていて正直少し違和感を感じました。
本当に大規模修繕が必要ならいいのですが不必要に修繕などの経費を多く計上しても結局利益が出ていない状況ってどうなんだろう?って思ってしまいました。

2:売却トイモデル
<償却期間が終わった時(5年ごとに)、赤字申告を続ける為、売却をし、新たな償却資産を購入する>
3:使い切りトイモデル
<償却資産を償却が終わってからも、収益を生み続ける間(10年間)持ち続け、毎年、黒字申告を行う>

2と3のパターンはどちらでも法人に積みあがる純資産に大きな差はないようですが2のパターンだと頻繁に購入と売却を繰り返すので手間もかかりますし購入・売却の際の諸費用もバカになりません。

4:永遠に赤字申告&給与取得トイモデル:個人資産を蓄積
<経営者の給与を計上し、赤字申告を続ける(実質収益の33%を給与とする)>

4のパターンは法人で築いた利益を役員報酬などで個人に移して法人税を節税するパターンですが個人の所得が増えるので所得税がかかります。
基本的にサラリーマン大家さんの場合は給与所得だけで1000万円クラスの人が多いので個人の所得を増やしてもデメリットが大きいと思います。

例えば法人の所得が800万円以下の場合、実効税率は24%程度ですので個人の所得が500万円を超えている場合は個人に移さないほうがいいと思います。

個人と法人の実効税率は下記となるのでそれぞれの実効税率を確認して一番税負担が少ない形で個人と法人の所得を決めると良いと思います。
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5:黒字申告トイモデル:法人資産を蓄積
<常に黒字申告を行う>

5のパターンは特段小細工せず法人で築いた利益をそのまま納税する形になり私はこちらのパターンです。
私の場合は会社員を辞めたので個人の所得は不動産所得と役員報酬の200万円程度しか発生しない想定で現状はこのような形です。
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ただ今後は下記のようにしていこうかなって考えています。
法人1から個人に役員報酬として400万円ほど支払って個人は小規模企業共済などに入って節税していこうと思ってます。
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これ自体ですと法人1の実効税率は下がらず個人の実効税率が上がるので逆に税負担が増えます。
この目的は法人1の純資産が積みあがってきてるので、将来法人1を解散して法人の資産が個人に移った際に個人に対して多額の所得税が発生します。
退職所得とかにしてうまく節税することは考えていますが現時点で子供も居ないので法人のまま相続することは想定しておらず最終的には個人にどれだけ多くの資産を残せるかということになると思うので少しずつ法人の利益は個人に移していかないといけないのかなって思ってます。

まとめ

ある程度はわかっていましたが無理に経費を増やして赤字申告しても金融機関からの印象は悪いですし、出ていく経費のほうが圧倒的に多いので結果的には無駄な努力に終わると思います。

法人で築いた資産を法人税として払うか所得税として払うかは個々の状況によりけりですが、個人的には将来法人を解散する際に備えて税負担が重くならない程度に法人から個人に資産を移す行動はしておいたほうがいいのかなって思っています。


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