令和3年の公示価格発表
令和3年の公示価格が発表されましたので私が所有している土地の価格を調べてみました。
今回の公示価格の特徴はこのような感じみたいです。
「JIJI.COM」より一部引用
国土交通省は23日、2021年の公示地価(1月1日時点)を公表した。全用途の全国平均は前年比0.5%のマイナスで、15年以来6年ぶりに下落に転じた。訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加を背景に地価上昇の傾向が続いてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い店舗やホテルの不動産需要が縮小。観光地や、飲食店が集まる繁華街を中心にダメージが広がった。
私のアパート土地はいずれも東京ですが東京の住宅地は0.6%のマイナスだそうです。
今年宅建試験を受ける予定の方はこの辺りは試験に出ますのでしっかりと覚えておいたほうがいいですよ。
※ちなみに公示価格や路線価は毎年定点観測しています
公示地価とは?
国土交通省が全国に定めた地点(標準地といいます)を対象に、毎年1月1日時点の価格を公示するものです。
価格は2人以上の不動産鑑定士が鑑定評価を行い、その結果を土地鑑定委員会が審査・調整して、最終的な正常価格として公示される仕組みです。
路線価とは異なり自分が所有している土地に対して価格表示されるわけではないので所有地から一番近い標準地を見て参考にする程度になります。
調査した結果
私が所有している3つのアパート所有地から一番近い標準地の価格推移は下記の通りでした。
1棟目アパート土地
平成25年:335000円
平成26年:341000円
平成27年:346000円
平成28年:351000円
平成29年:358000円
平成30年:369000円
平成31年:383000円
令和2年:397000円
令和3年:396000円 ←New
購入時(平成26年)に比べてずっと上がり続けていた土地ですがついに下がりました。ですが1000円の下落なのでほぼ横ばいだったと言っていいと思います。
2棟目アパート土地
平成28年:333000円
平成29年:337000円
平成30年:342000円
平成31年:355000円
令和2年:368000円
令和3年:367000円 ←New
こちらの土地も購入時(平成28年)から上がり続けていましたがついに下落しました。1000円の下落なのでほぼ横ばいだったと言っていいと思います。
3棟目アパート土地
平成30年:349000円
平成31年:359000円
令和2年:368000円
令和3年:365000円 ←New
こちらは3000円下がりましたが微減って感じですね。
新型コロナによる影響
昨年公示価格についてのブログを書いた際は新型コロナウィルスの影響が出始めて株価が16000円くらいまで下がった頃でした。
株などは悲惨な状況だが実需向け不動産賃貸業への影響は受けづらいと書きましたが、結果的にはその通りの1年だったと思います。
おそらく今年以降は徐々にコロナは終息していくと思いますので不動産賃貸業への影響はそれほどなく終わると思います。
来年の公示価格でまた反転するかもしれませんね。
ただ、実際売り出し中の土地価格は相変わらず高いみたいですし、土地については今後大幅に上昇する要素はないのに対して下がる要素は沢山ありますので今年も土地を探すことはないと思います。
まとめ
令和3年の公示価格が発表され全国的に住宅地、商業地に関わらず全用途で下落しましたので所有物件周辺の価格も調べてみました。
所有物件周辺の公示価格は1000円,1000円,3000円と微減でしたが新型コロナウィルスの影響は思っていたほど受けませんでした。
公示価格を通じてみても商業地より住宅地の下落幅は少ないので実需向け不動産は強いと感じる1年でした。
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