概要
2つ所持している法人が共に3月末決算のため決算内容が確定しましたので収支を公開します。
法人の決算内容確定
法人1
「1棟目アパート」に関する法人になります。
当期税額計算結果
売上:約1610万円
営業利益:約876万円
法人税等(税金):約176万円
当期純利益:約503万円
毎年の入居率はほぼ100%で新築時と賃料は全く同じなので毎年の売上に大きく変動がないのですが、更新を迎える入居者が多いとそれに伴って更新料が入ってくるので売上が上がりまして今期は過去最高に近い売上となりました。
ただ法人税額も過去最高になる模様で税引後の純利益は約500万円強と例年と大きく変わりませんでした。
過去の損益計算推移
参考までに過去のPL(損益計算書)の推移を抜粋するとこんな感じです。
(赤字が当期の成績 単位は万円)
第3期 | 第4期 | 第5期 | 第6期 | 第7期 | |
売上高 | 1535 | 1619 | 1538 | 1569 | 1610 |
販管費 | 795 | 753 | 739 | 810 | 734 |
営業利益 | 740 | 865 | 800 | 759 | 876 |
経常利益 | 586 | 721 | 642 | 631 | 679 |
税引前利益 | 586 | 721 | 642 | 631 | 679 |
法人税等 | 7 | 161 | 143 | 147 | 176 |
当期純利益 | 579 | 560 | 499 | 484 | 503 |
グラフにしてみてもほぼ平坦なので大した分析もできないのですが、売上が変わらなくても金融機関へ返済する金額のうち経費計上できる支払利息の金額は徐々に減っていくのと、建物の一部の附属設備を定率法で償却しているので減価償却費も少しずつ減っているので今までと変わらない運営をしていると法人税額がどんどん上がっていき結果的に徐々に純利益の額は減る傾向にあると思います。
数年前に比べて今では税務申告や清掃費用などもすべて自分で行っているので経費を抑える努力を続けていて何とか今まで通りの純利益を確保しているといった感じになってます。
今後、私の「1棟目アパート」も賃料を下げて募集する日が来るかもしれないのでその際は売上高も落ちますのでどこまで今の純利益を維持できるかって感じです。
「1棟目アパート」は25年返済で残りの返済期間は19年?ぐらいなのでデッドクロスにならないようしっかりと運営していくつもりです。
法人2
「2棟目アパート」に関する法人になります。
当期税額計算結果
売上:約1542万円
営業利益:約723万円
法人税等(税金):約95万円
当期純利益:約495万円
こちらも毎年の入居率はほぼ100%です。
当期は不動産取得税を220万円ほど支払ってしまったので販管費が820万円もかかってしまいましたが来期以降は販管費は600万円程度におさえられると思いますので来期以降の当面は純利益を600万円程度は出せると思っています。
あと設立間もない法人のため欠損金が残っていたので当期支払う法人税は低めに抑えられましたが欠損金は無くなりましたので来期以降はガンガン法人税を払わないといけないです。
過去の損益計算推移
こちらも参考までに過去のPL(損益計算書)の推移を抜粋するとこんな感じです。(赤字が今期の成績)
第2期 | 第3期 | |
売上高 | 1512 | 1542 |
販管費 | 803 | 820 |
営業利益 | 708 | 723 |
経常利益 | 538 | 590 |
税引前利益 | 327 | 590 |
法人税等 | 7 | 95 |
当期純利益 | 320 | 495 |
まとめ
2つ所持している法人についての決算内容について記載しました。
見て頂いてわかると思いますがほぼ波風立たず安定した経営ができていると思います。
不動産賃貸業は変な物件を掴まされたり過度な節税をしたり経費を膨らませたりせず満室経営を続ける努力をし続けていれば上記のように安定した黒字経営はできると思ってます。
赤字決算もしくはギリギリ黒字決算となるような運営をしている方は一度ご自身の法人の運営について見直したほうが良いのではと思います。
黒字決算の実績を積み重ねることが次の融資を獲得する一番のアピールポイントになるはずです。
貸す側の立場に立ってみれば赤字や債務超過の法人に融資したいと思うはずはないわけで、融資を受けたければ変な節税をして利益を抑えるよりは純利益が出ていることをアピールするほうがゴールに近づきます。
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