概要
先日、金融機関の担当者から「ご挨拶に伺いたい」といわれたので最寄り駅のファミレスで会って来ました。内容について
てっきり近況をヒアリングされるのかと思っていたのですが、会った内容は全く予想外の内容で「保険に入って欲しい」というものでした。保険といっても生命保険といった類のものではなく、所謂個人年金商品でした。
商品名は出しませんが毎月5万円をドル建てで積み立てていき将来の年金代わりにしましょう!という商品です。
敢えてメリットを言うと
30年くらい払い終わった時点で払い込み金額の20%くらい増える
ドル建てで積み立てるので円のみに比べてリスクヘッジになる
返金時点で為替が円安に振れていた場合更なる利益が見込める
デメリットは数え切れないくらいあるので割愛します。
不動産をやっている人間なら誰しも思いますが30年間必死で積み立ててたったの20%しか利益がでない商品に何の魅力もないのは明らかです。
30年後生きているかどうかすら怪しいですし。。。
10年後に解約してやっとトントンだそうです。
それまでに解約するとマイナスです。
積み立てる分、不動産購入時の頭金も減りますし絶対に入りたくなかったので暗に断ったのですが金融機関の担当者が絶対に契約するまで帰らない雰囲気でした。
「来年はアパートの固定金利の見直しもありますしわかってますよね(笑)」といった感じで契約せざるを得ない状況でした。
こういうやり方はコンプライアンス的にどうなんでしょうか・・・
地銀もお金を貸す以外に金融商品の販売など色々多角経営に乗り出しているようで9末の決算までに何としても契約を取りたいようで頼むから協力してくれと懇願されました。
私にとって全くメリットがないことを伝えたうえで「付き合いだけの目的で契約します」と伝えて人生で初めて保険(団信は除く)に入ることになりました。
不動産をやることで私が死んでも団信が適用されてローンがない不動産が残ることで十分保険代わりになってますし年金なんか最初から期待していないから不動産をやっているのに
提案する相手を間違えている気がしますが、金融機関側も入ってくれそうな人を片っ端から声かけているようでした。
ここの金融機関からは次の融資も前向きに考えてもらえると言って頂いているので付き合いは仕方ないかなと思ってます。
明日契約です。
最近、金融庁から地銀に対して個人投資家が節税目的で資産管理法人を立てて法人名義で融資を受けるスキームを是正するよう通達がありました。
私の1棟目はまさにこのケースなので、担当者に今後上記のようなケースは融資を絞っていくのか聞いてみましたが、
「最近は明らかに融資が過熱しているので徐々に抑えていこうという動きがあるのは事実ですがここ数年で一気に引き締めることはありえない。10年後とかなら少しは影響があるかもしれない」
との事でした。
当面は物件が買えそうもない状況が続くでしょうから物件価格が落ち着いてきた頃にいつでも融資を受けられるよう体力をつけておかないといけないです。
それまでは仕事を辞められないです。
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